2008年05月06日

無料講義の追加


物理ネット予備校で学習されている方のなかで
編入試験、弁理士試験などを目指されている方が多数いらっしゃいます。

もともと大学受験生向けにはじめた物理ネット予備校の講義でしたが、
みなさんの物理学習の様々な動機をうかがって以来、
それをサポートできないかと考えていました。

そこで、田原の物理(基本編)の力学分野を購入されている方に
今回、講義を2つ、無料でさしあげることにしました。

一つ目は、編入試験や弁理士試験で頻出の「剛体の回転運動」です。

これまで、

運動方程式の両辺に

変位をかけて(内積)、エネルギー原理
速度をかけて(内積)、力学的エネルギー保存則
時間をかけて(スカラー倍)、運動量原理

などと、法則を導いてきましたが、

今回は運動方程式の左から変位をかけて(外積)、

 回転運動の方程式
(角運動量変化と力のモーメントの関係)

を導きました。

これは高校物理で扱わないため、
力学の法則体系が、すべて出揃わなかったのですが、
今回の講座で、回転運動の方程式を説明したことで、
すっきりしました!

目次は以下の通りです。

外積
回転運動の方程式
ケプラーの第2法則の導出
剛体への拡張
剛体の慣性モーメント
重心のまわりの力のモーメント
円板の慣性モーメント
球の慣性モーメント
球殻の慣性モーメント
例1:転がる円板
例2:転がる球
例3:転がる糸車(弁理士試験H19の類題)
例4: 不均等な棒に与える力積(弁理士試験H18の類題)

作るのが楽しくて、ノリノリでしゃべっていたら、
時間を大きくオーバーして1時間28分の講義になってしまいました。

田原の物理の力学を学んできた人には、スムーズに理解できる講義だと思います。

田原の物理(力学編)にアップロードしましたので、力学編の受講者は、ログインして受講してください。

次講は、「振動」を扱う予定です。

減衰振動や、強制振動の問題を、複素数平面上でばんばん解いていく解法を紹介しようと思っています。

今回、このような講義をつくったのも、受講生のみなさんとのメールやフィズコムでのやりとりなどの影響が大きいです。
社会人で物理を学ぼうという人は、どうしても環境的に難しいということがあると思います。仕事をしながら学ばなければならないとか、子育てをしながらとか、学ぶ場所が少ないとか、文系出身で物理を学ぶ機会が少なかったとか…。

そのような難しい状況で、がんばって物理を学ばれているみなさんに、僕も励まされています。
そこで、みなさんにとってよい講義を、と思ってこの講義をつくりました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
posted by タハラ at 23:25 | TrackBack(0) | お知らせ
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